いや~!青色レーザー光源の温度制御がやっと出来た!納得できるのが出来るのに10数年かかった。今までは自分で不満足なまま作って売っていた。ほんと、10数年、試行錯誤と原因追求の思考の格闘だった。明日、新しく出来たのを京都の京大に持って行かないといけないのだけれど、なんか持って行きたくないね。手元に置いておきたい感じだな。結局、高品質電気回路の導入と金属の熱膨張の計算とケースの中の風の作り方がポイントだったな。空気窓の開け方でまったく特性が異なってくる。ほんと、ひとつのことに10数年、あきらめずによく挑戦してきたものだ。まあ、この歳になってやっとこんなもんが出来たという遅きに失したという感も無きにしもあらずだけど。まあ、他のどこも出来ていないので良しとするかという感じかな。それにしても今年は東大の仕事と京大の仕事が記憶に残る一年になったな。私の仕事の最後の問題は温度制御なんですよね。温度制御というのは本当に難しい。前にも書いたことがあるけれど、温度制御というのは、部屋の真ん中でストーブを焚いて壁のエアコンで空冷してストーブの上のやかんの水の温度を一定にするというようなもんだから。それを一万分の一ミリの精度でやらないといけない。私の知る限り私の技術レベルに達している製品は世界の中のどこにも無い。しかしそれがなかなか商売に結びつかない。技術者の自己満足の自画自賛の域を出ないの問題だだな。
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