クンバハカは何年も試行錯誤しているとある時、「アッ!」と分る時が来る。
私の場合は12年目の「アッ!」からそれが常時出来るようになるまであの手この手をやってそれから20年かかった。悟った人の言葉は悟っていない人を通しては学べない、すなわち天風会で学んでいるだけでは天風教義は理解出来ないと10年間はあっちこっち勉強に行った。
3年目の時に70代の古~い会員が、「クンバハカは30年経っても分からない」と言っていた。私はその時「アホじゃないの?肩の力を抜いて、臍下丹田に気を込めて、肛門を締めることぐらい3年目の俺でも出来るのに。」と思った。でもその70代のお爺さんの言葉が正しかったことを知ったのはそれから10年以上後のこと。
そうなんですよね、「私のクンバハカ」になるんですよね。自転車に乗るのを覚えるのと同じなんですよね。気がついたら力まないで乗れるようになっている。「キュツ、キュツ、キュツ、」は力んでいる証拠。最初の5年10年はそれが必要ですが。力んだらクンバハカにならない。「アッ!」を経験するまではそれが分からない。人の命に関係ない時は心も力まない。人の命に絡む時は心が力むな。
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