「米欧中の基本文化は略奪文化で日本は育てる文化。略奪文化では人類はもはや成り立たないことをヨーロッパは気づき始めています。アメリカと中国は略奪文化の真っ最中です。」と私は言っています。米欧によるこれからの世界の管理をどうするかという会議がトルコのダボスであったそうです。第二ダボス会議というそうです。原田武夫という人が唯一の日本人として参加したと本に書いています。そこで語られたヨーロッパの有識者の意見として、「これからは日本の思想でやって行かなくてはならない」という結論になっているそうです。
日本人は過去に対する自虐史観、未来に対する悲観主義に陥っていますが、米欧は日本の思想文化に人類未来の救いの答えを求め始めているということなんです。確かに日本の戦前の根拠無きうぬぼれよりは悲観主義の方が安全かも知れませんが、民族の誇りを一度失えば二千年はそれを取り戻せなくなる。日本は日本人が考える以上に今、世界から期待されているのです。
本番に弱い日本人という固定観念が多くの日本人にあります。私にもあります。サッカーでもオリンピックでも「日本は負けるのではないか。やっぱり負けた」という連続でしたが最近の若い日本人は頑張っていますよね。本番に少しずつ強くなっていますね。それは選手が海外のチームで活躍したり、コーチ・監督に外人のプロを招聘して外から見た日本人というのを客観的に見られるようになってきたからではないでしょうか?だから日本人が日本の中で日本人だけで集まって練習しても世界には勝てないけれど外国で揉まれたり、外人の指導を受けることで日本人は日本を開花できるということですね。韓国や中国はハングリー・スピリットによって強いですが、日本は豊かさの中で育った「これをするのがただ好き」という形で伸びています。
日本もかつてはハングリー・スピリットで活躍した時代がありました。そして豊かになるにつれ弱くなってきましたが、豊かさが生み出す強さという形に今、進化しているような気がします。
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