「遅れてきた帝国主義国家・中国」と電車の中の吊り広告にありました。かつて西欧の後ろ、アジアのトップとして帝国主義を持った日本。そのためアジア諸国はえらい迷惑を被った。まあ、その帝国が破滅した後、多くの植民地が独立できた功績はあるが。それにしても15億人の人口を持つ帝国主義国家というのは困ったもんだ。
ひとつの国家が成長するには荘園主義、封建主義、帝国主義を歴て民主主義国家へと成長するとかつて読んだ本の中にありました。中国が民主主義国家になる前に帝国主義という成長段階を経験しないと前へ進めないのです。人が思春期、青年期というちょっと狂った状態を経験しないと大人になれないのと同じですね。素直で何の問題もない思春期、青年期を過ごした人間は30歳を過ぎて大きな問題を起こすというのと同じですね。人も国家も通らないといけない経験をして段階的に成長するということですね。今の多くの日本人から見ると、「なんで今頃、軍国主義や帝国主義をやってんの?」と疑問に思うけれど、人も国も二段飛び成長は出来ないのです。
まあ、遅れてきた帝国主義のために世界は大きな迷惑を被ることになる。それは日本が65年前まで10年くらいえらい迷惑をかけたのと同じ道です。そのしっぺ返しを日本はくらうのです。日本はそれをODAというお金で解決しようとした訳ですけど、お金では過去を解決できなかったいうことですね。大阪特捜検事が自分がしたことが自分に返ってきたのも同じですね。
歴史を勉強していて、どうして日本は戦前の10年間あんなに残虐で馬鹿だったのだろう?とつくづく思います。そのために後の日本人はえらい迷惑を受けている。やはり歴史にどう残るかということを考えて判断・行動しないと。100年後、500年後から見た判断が大事ですね。
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