私は次のような意見をかつてよく聞いた。「自分の子供を戦争にやっていいのか、だから日本の軍備には反対です。憲法九条は守らないといけない」と。今回の尖閣諸島漁船衝突事件は国民に多くのことを考えさせるきっかけになったのはとても良いことだと思います。何かがないと現実を見る力が無いのだから。憲法九条の紙に書かれた文章が水戸黄門の印籠のごとく国の安全を守ると信じている人がいかに多かったか。日本が攻めなければどこの国も日本に悪さをしないと信じている人が如何に多かったか。日本が下がれば相手も下がると信じている人が如何に多かったか。でも中国もアメリカも、「私が欲しいものは私のもの」、「略奪は愛国的知恵者の仕事」という思考を持っているのです。最近、中国から「核心的利益」という言葉が出てきましたね。それは中国にとって重要なものは中国のものという思想ですね。そういう論理を使うと朝鮮半島も満州も日本の核心的利益だったのにと考えてしまう。
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