腰を伸ばす、腰骨を立てると言われます。日本人再生には腰を立てる教育が必要だと言われています。腰骨が立っている人に左翼はいません。鬱もいません。腰が経つと精神も立つからですね。そしてその先があります。腰骨に筋が入るというレベルです。この歳で、天風会33年で初めて気づきました。天風先生は幼少のころから武術を嗜んで来ました。満州で実戦を繰り返してきました。背筋が入っていたのでしょう?それが基礎、習い性になっていたので、クンバハカの会得が普通のヨギより遥かに早かったのでしょう。天風会員は世間の人達より姿勢が良いと言われています。それでも私から見ると問題があります。背骨を伸ばすと背筋を伸ばすは似ていてちょっと違うのでしょう?この歳でそんなことに気に付くとは思わなかった。クンバハカには必要な基礎条件です。
古い天風会員は言います、「天風先生は姿勢のことはうるさく言わなかった」と。姿勢を意識したら固くなる。固くなったら元も子もなくなるので言わなかったということに気づかないんですね。姿勢を忘れて正しい姿勢が大事なんです。正しい姿勢とは筋が経っていることです。筋が経つというのは経験してみないと分からない。理屈では出来ない。