国家は二種類に分類される。国家創設神話のある国と無い国。無い国はアメリカ、中国、韓国、オーストラリア、カナダなど。どちらが強いかと言うと、神話のある国の方が国家として強い。正統性がある気がするのかも知れない。人工的に創られた国は正統性というものが無いので、人工的に壊されて、新しい国家が造られても問題がない。アメリカは自由と民主主義というスローガンを抱えて、個人の金儲けのために成り立っている集合体。中国は易姓革命と言う建前で自分の欲のために武力で支配権を獲る。韓国は反日を国是としてアメリカによって安易に造られた国家だからいつまで経っても落ち着かない。
神話を創作（捏造）しているのが北。白い馬に乗って霊山に登って写真を撮るのはそういうこと。日本にも国家創生の神話があるけど、ほとんど誰も信じていない。それでも何か心の安定というか？自分が民族のアイデンティティの一部にいる安心感が無意識の中にあるのだろうと思う。移住してその国の国民になるということは、その国の神話を信じることだと私は仮説を立てている。そういう意味でアメリカ国民になることと、日本人になることは根本的に意味が違うと思う。帰化して日本人になったとは言うけれど、日本国民になるとは言わない。日本人がアメリカ国籍を取得してアメリカ人になったとは言わない。アメリカ国籍を持っている日本人という意識だと思うな。日本の神話を自分の中に持っているから。