文章による伝えはそれなりにとても良い方法ですが、言葉という限定された定義によって理解は狭くなる。「クンバハカは肩の力を抜いて、云々」という言葉によって伝えられていて後生大事にそれだけを頭の中に入れてそういうもんだと信念している人は多い。私も12年間そうだったが。
言葉で伝えることが出来ないものを天風先生は写真で伝えている。しかしその写真を解読できる人は非常に少ない。観る力が必要だ。そのためには10年20年と教わったクンバハカを挑戦しつづけないといけない。ある程度自在に出来るようになったと思える(自惚れる)のに30年かかった。それを伝えるには人から人へ直接伝えないといけない。本を読んでもその人の知識、能力の範囲での理解になる。すなわち今迄の自分の枠を越えられない。自分の知識と能力を超えて一段上を理解するには人から直接教わらないといけない。「群盲象をなでる」という諺があるけど、たくさんの盲から素直にそれぞれの話しを聞いて集めると全体像が出て来るかも知れない?そして自分もめくらの内。天風先生から直接教わった直弟子から話しを聞いて集めて自分で理解を努める必要がある。私はギリギリ間に合った。有難いことです。そして教わったことを伝えていかないと思うのだがどうなるのだろう?
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