この1月号から杉山先生(当時)の文章が載っている。なかなか気合の入った文章だと思いきや昭和48年の連載だった。一番気合の入った年齢の時だな。納得ではある。読んで「成程な~」と納得しても自分一人では自分の問題点が分からない。一人ひとりを見て一つ一つ段階的に直して上げないと本当の上達はなかなか得られない。この人は首の立て方が問題だ、この人は鳩尾に気が入っていない、とかね。人を細かく指導して修正して上げないと知識だけの頭デッカチになってしまう。一回ではたいてい身に付かない。手の合わせ方を一度教えても、半年経って見たら元の木阿弥になっていることは多い。一度の教えより長年の癖の方が強い。日曜行修会でも手の合わせ方はバラバラですね。誰からも意味を教わっていないからですね。そんなこといちいち文章に書けないし。「手を合わせるからと言っても宗教ではない。敬虔な気持ちとして手を合わせる。」と馬鹿の一つ覚えとして言っていた先生もいるけど。それは入会5年目未満の人向けにはそれで良いかもしれないけど。
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