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クンバハカ3

今迄何回も人に話しているが、入会3年目の時に当時70代の人の話しがあった。その人は、「30数年経ってもクンバハカはまだ解らない。」と言っていた。
「肩の力を抜いて臍下丹田に気を込めて肛門を締めるぐらい入会3年目の俺でも出来るのに馬鹿じゃないの?」と思ったことがある。それから約10年経ってそのお爺さんの言っていたことは正しかったと分かった。
80歳過ぎたら「天風会で今迄学んで来たことは分かっている、身に付けている。」と思って死んだ方が幸せだな。80過ぎて今迄のことがひっくり返るような新しいやり方を知ってももう遅い。なのでこちらから教えることはしない。「天風教義は学んだ、分かっている、出来ている!」という満足のままの方が良い。
若い時は、「なるほど、なるほど!分かる、分かる!俺でも出来る!」とスタートしないと誰も続かない。10年20年経って難しさが解って来る。凄い内容ですね。難しさが解らないまま分かったつもりで人生を終える人が幸せですね。
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クンバハカ2

「肛門を直腸の方向に引き上げるという感覚です。」これが自分の意識では出来なかった。そんなこと身に付けたこと無いし、どうすればいいのか?教わったことも無かったもんね。自律神経を自分の意識で動かすことを身に付けないと出来ないはず。しかし今はコツを身に付けたから簡単にいつでも出来る。そしたら便の様子も変わった。トイレットペーパーに便が付かないことが多くなった。締まりが良くなったのだろう?犬猫レベルになった?

クンバハカ

これらは20年以上前に学んだが、自分でクンバハカを身につけるまで読んでも解らなかった。身についていたらこれらを読む必要が無いし、身についていなければ読んでも解らない。本当のクンバハカに気付いてから20年かかった。
これを読んで身体感覚で解る先生は何人ぐらいいるのだろう?私の会得の仕方を教えればすぐに分かるようになるのだが。山田務名先生に教わったのは大きいな~!それがなかったら気づけなかったことだろう。それでも20年かかった。教わっていなければ、今でも「クンバハカは肩の力を抜いて、臍下丹田に気を込めて、肛門を締め上げること。」と分かった面をして言い続けていたことだろう。以下、その約20年前に調べたものです。

●肛門の締め方
肛門を締めるというのは、肛門を直腸の方向に引き上げるという感覚です。
わかりやすい例で言うと、排便をするときの力の入れ方ではなく、むしろ下痢や尿意をこらえるときの力の入れ方です。この辺り、たまに勘違いされている方がいますので、お気をつけくださいね。勘違いされたまま、お腹がゆるい時に正心調息法を実践したりすると悲惨なことになりかねませんので。
「充息」の説明のときにも触れることになると思いますが、充息時には丹田に吸い込んだ空気を押し付けるという上から下への動作と、肛門を締めるという下から上への動作を、同時に行うことになります。私の場合は、空気を押し付ける力と肛門を引き上げる力を丹田でバランスするというやり方をしています。そうすると筋肉痛というほどではありませんが、腰の上の背骨の両脇の筋肉が軽く張ります。塩谷博士にそういうやり方でどうですか、と聞きましたところ、それでいいよ、ということでしたので、以降そのように実践しています。
私も最初は肛門をうまく締めることができず、とくに充息の時には一度キュッと締めても、息を止めている間にドンドン緩んでしまうという状態が続きました。上記のようなやり方をするようになって、なんとかできるようになりました。この辺は慣れということも有ります。日頃、肛門を締めるということに意識を向け、実践しておく必要もありそうです。

●ラマナ・マハルシは、胸に集中しろと言ったのではないが、「私、私、・・・」と想い続けると、自然に意識が胸に集まると言い、人間の中心は胸(正確には胸の中央から指2本分右)にあるとして、額にあるのではないと言う。
ある力ある霊能者は、息を吸って止め、臍の周りが燃えていることをイメージすれば、万能の臍の力が開き、不可能はなくなると言った。
どれも全く正しいが、あくまで、肛門が締まっていればの話だ。
肛門が締まっていないのに、額に集中すれば、精神が分裂する。
しかし、常に肛門を締める訓練をしてから、上のようなことをやれば、速やかに効果が現れる。
武道でもスポーツでも、上級者の特長は「腰が決まっている」ことだ。
下手なボクサーは手だけで打っているし、下手なテニスプレーヤーはラケットを振っても、腰がふらついている。
だが、肛門を締める訓練をすると、腰が落ち着き、みるみる上達する。
著名なヨガの指導者である沖正弘さんの本で読んだが、マラソン王国のエチオピアでは、昔、選手は肛門にビー玉を挟んで練習したとあるが、その真偽はともかく、そんな気持ちで練習したから、優れた選手が多く出たのだろう。
100歳を過ぎても活躍したある医者が、呼吸が一番大切だと言って、著書にそのやり方を書いておられたが、あまりに複雑で呆れてしまった。
その上、「ここでこんな想念をするのだ」とさらに面倒にし、あまつさえ、「最後はこんな言葉を念じるのじゃ!」と、もう勝手にやってくだしゃんせである。
ところが、その中に、「肛門をぎゅっと締めることを忘れないように」とある。
そこだけで良いのである。
あえて言えば、息を十分に吸って止めると同時に肛門を締め、数秒そのまま保持し、ゆっくり息を吐いてからまた肛門を締める。
これだけで十分であるが、それもできないなら、とにかく、いつでも肛門を締めれば良い。
むしろ、訓練の時だけ肛門を締めるよりは、思い出したらいつでも締めるのが良いのである。
岡田虎二郎が、「念仏をするなら、生活しながら念仏をしては駄目で、念仏しながら生活しろ。静坐をするなら、生活しながら静坐するようでは駄目で、静坐しながら生活しろ」と言ったらしいが、良い教えである。
そして、虎二郎は、片時も忘れず、腹に力を入れろと言ったらしいが、腹に力を入れるには肛門を締めれば良いのである。
肛門を締める力がつけば、後はオマケである。
あらゆることは、肛門を締めるためにやるのだと思えば間違いない。
肛門を締める力がついたならば、額に集中すれば超能力も発揮するだろうし、臍に集中すれば、病気も治り、健康になり、若返るだろう。
だが、肛門を締める力が弱いと、エネルギー不足で、何をやっても効果は薄いだろう。

因みに私は肛門が自然に引き上がった経験(本当のクンバハカ)を24年前に偶々したけれど、それからそれを自由に再現するためにあの手この手でやって20年かかったということです。普通の知識ややり方では肛門を引き上げるって出来ないよね。それは自律神経をコントロールすることだから。でもそれが出来る方法をちょっとした観念の働きを利用して日向ぼっこ村勉強会で教えている。

これが日本教?


「神を信じる人間より神に信じられる人間になれ!」が私の信念です。そうすればどの神も同じに見ると思うな。神を信じるからあっちの神、こっちの神と優劣を考えることになるな。


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