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クンバハカと神経反射の調節法

ある天風会員にこれらの違いを教えたところ次のような感覚を理解したと言う。
柳生宗則が虎の檻に入って虎と対峙した状態が神経反射の調節法で、たくあん和尚が同じく檻の中で虎と戯れた状態がクンバハカと。言いえて妙ですね。
この二つには、それぐらいの違いがありますね。クンバハカとは本来門外不出で自分の子供にも教えてはいけないもので、自分で発見会得するしかないものと言われていたらしいが、それでは間に合わないので出征する会員に応急的に教えたのが神経反射の調節法なんでしょうね。
神経反射の調節法は知れば誰でもそれなりに出来る肩肚尻の三点セットですね。でもクンバハカは文章にしてはいけないものだと感じるし、一定以上の修練を積んでいない人にも教えるわけにはいかないものだと思いますね。教えても解からないし誤解するだけだから。神経反射の調節法=クンバハカと信じていれば幸せです。信じる者は救われる?私も30年信じていた。クンバハカはするものでなく入るものと20年言い続けていたが、どうすれば入るか?が大問題。
天風先生はやはりヨーガの掟に従ってクンバハカは教えていなかったのです。その代わりにいずれクンバハカ会得に繋がる人が現れるかも知れない神経反射の調節法(疑似クンバハカ)をみんなに教えたということなんでしょうね。
「天風先生はそんなこと言っていなかった。」と言うのが、当時One of Themとして聞いていた人の言い癖ですね。お釈迦様はそんなこと言っていないはずの大乗仏教を仏教として説いている。これなんぞや?と同じ?
「人に言っても分からいことはたくさんあるが、人が分かることだけをみんなに教えている。」と天風先生は言っているが、その「人に言っても分からいこと」とは何だったのか?を追求している人はいない。
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