一足す一はどうして2になるの?と思いつきで質問するのと、1年も2年も自分の頭で考えて実証実験して質問するのでは質問の言葉は同じでも意味が違う。心の問題や真理の世界の話も同じですね。私も昔、学生時代はそうだった。完璧に問題が解けたと思って提出した試験答案が「不可」(60点以下)の結果になった時は自失呆然となって1年間は何が正しいのか分からなくなった。自分の名前さえも何かに書くときに、「本当にこれは私の名前だろうか?」と疑問に思うようにさえなった。まあある種のノイローゼだったのかも知れない。1年間そんなことが続いた。そんなことを経てひとつのことにあっちの面からこっちの面からと見て確認する癖が付いた。
小学生で思いつきで質問する子がままいるけれど、その思考癖が大人になっても成長していない人もいる。思いつきで言った言葉に自分が縛られてそれが正しいと主張する。自分の言葉に自分が縛られる。昔、私もそうだったかも?
ちなみに1足す1が2になるというのも小学校で教わっているのでそれを簡単に信じているだけで本当は難しい問題なんですよね。同じ問題でも小学生の答えと数学者の答えは違うのです。ただ信じるのは小学生レベルですね。普通の人は日常生活をする上ではそれで充分ですが真理というものを見ようとするとそれでは難しい。
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