「帰国日までに」警察も奔走 東京で指輪なくした米国人に「奇跡」が
米ボストン在住のアリエル・ウィントン・ジョーンズさん(29)はSNSで、日本でなくしたダイヤの指輪が2日後に戻ってきた、というてんまつを投稿。日本の遺失物管理のしくみに感謝の気持ちをつづった。
日本に到着した翌23日、夫とジムに行った。結婚指輪を夫に預け、夫はポケットにしまったはずだった。ジムの後、散歩に出かけてホテルに戻ると、夫のポケットに指輪がないことに気づいた。
「どこかで落としたのかも」。ホテルのスタッフに伝え、警察に連絡してもらった。だが、その日は見つからず。米国の母に電話で伝えると、「米国なら指輪は返ってこない」という意見だった。
24日夜、指輪が見つかったという知らせがあり、翌25日朝、丸の内警察署に向かった。なくした結婚指輪が返ってきた。
誰かが拾って、駅近くの交番に届けてくれたそうだ。丸の内警察署が「帰国日までには見つけてあげたい」と、交番などと連絡を取り合って、全力で探し続けてくれていた。ジョーンズさんは「日本では遺失物は正しい人の手に渡るシステムができているのですね」と感動し、「日本にまた旅行に来たいです」と声を弾ませた。(藤原伸雄)
コロナワクチン未接種 「拒否者」扱い廊下脇に 元消防職員「差別
滋賀県の甲賀広域行政組合消防本部(甲賀市)が2021年、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けなかった30代の職員に対し、感染防止対策として他の職員から離れた廊下脇で業務をさせていたことが、毎日新聞の取材で明らかになった。「ワクチン接種拒否者」として全職員との接触を制限し、その旨を全職員に文書を通じて知らせていた。職員はその後退職を余儀なくされたといい、「ワクチン接種をしない職員に対する見せしめで差別ではないか」と心情を語った。
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