相手がこちらのことを覚えていないというケースが出始めてきた。人間の経験とか記憶の価値というものに考えさせられるなぁ。
「え~!覚えていないの?あなたが結婚する前に毎月一回一緒にあの店に飲みに行っていたのを!」
「全然覚えていない。本当にそんなことあった???」
と言われたときは、「はぁ~、女ってそんなもんかぁ~」というため息だけだったけど。
そんな話を以前日向ぼっこ村通信に書いた時、「女は忘れないと生きていけないのよ」とか、夢の中である女性から「女は必死で忘れるのよ」と言われたけど・・・。
大事な人から自分のことを認識してくれる、過去を覚えていてくれるということがいかに大事で有り難いことかということがこれから分かってくる年齢なのかなぁ?
親が子供を忘れていくというのは子供にとって生活の中でそれほど大きなショックにはならない。「そんなもんかなぁ~」と観察するだけで。
夫婦やかつて恋人同士の場合にはどうなんでしょう?互いに愛し合ったことも苦しかったことも相手の記憶から消えていく。「あなた誰?どこかで会ったことあります?」ということになっていく。
まあ、「自分のことを覚えていて欲しい」というのは年齢に関係なく男の勝手な願望かもね?
アルツハイマーであろうとなかろうと男は女の記憶からすぐに消去される存在なんです、トホホホ。
「え~?そんなことありました~?全然覚えていない」と言われる回数がこれから増えていくんだな。
私は昔からこれだけは忘れたくないというものがあります。それが記憶から消えるということを昔からもっとも恐れている。どうしてかなぁ?やはり過去生からのカルマかな?
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