クンバハカについては何度も書いてきました。最近は肛門が自動的に締め上がって来るようになった。「肩の力を抜いて、臍下丹田に気を込めて、肛門を締め上げる。」と教わって来ました。今も会はそう教えている。「臍下丹田に気を込めてが分からない人には、臍下丹田に力を入れて」と教える講師もいる。
臍下丹田に気を込めたり、力を入れると肛門は締まっても大して締め上がらない。肛門が締め上がって来ると実は肩の力は抜けてくる。そうすると臍下丹田の内側から気の圧力が高くなる。逆なんですよね。気を外から入れるのでなく、内側から気が押されてくるんです。だから臍は上を向く。臍下丹田に気を入れなくても自動的に気の圧力は高まる。とは言っても分からないよね。
言葉で理解しようと思っても難しいね。天風先生の写真を見ても見えずだよね。
判って始めて見えて来る。判らないと見えない。手のひねりもそうだよね。
分からない人には天風先生は腕を広げているとしか見えない。分るとひねりがポイントだと見えて来る。日向ぼっこ村の勉強会では私はそれを10年前から言って来ている。クンバハカを会得している人は天風会にどれだけいるのだろう?「この人、まま出来つつあるな。」と見えていた人が歳のせいかどうかは知らないけれど、姿勢が少し崩れて来てクンバハカも抜けて来た人がいる。勿体ない。教えることの出来る人がいないからだよね。教えるには見えないと出来ない。
クンバハカはするものでなく、なるものと20年間言い続けてきた。自分の意思で”なる”ようになってきた。気づいてから20年かかったな。あの手この短い足で試してきた。10年ぐらい前かな?ナンバ歩きも試してきた。5,6年前かな?柳生新陰流奥義も試して来た。それぞれ効果はあった。基礎になっていると思う。やっと今のところ納得出来るレベルに達した。これからもきっと先のレベルがあるのだろう。
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