今日民宿に下見を兼ねて挨拶に行って来た。広さは充分だった。すぐ傍に広場(小さな運動場)もある。私の家から歩いて約30分。
女将さんは小学校の同級生だった。しかし顔も名前も私には記憶がない。
「私は大人しかったから」と言っていた。息子が魚を獲って来て民宿の夕食に提供するけど、獲れない時は魚屋で買って来るとのこと。
顔を見るといい顔をしている。田舎で平凡に徹してそこに満足をしている幸せが滲み出ている。かつては顔も頭も良くなかったのだろうと思うけど(だから私の記憶に無い。)、人生は何が幸いして、何がその逆になるか分からない。
兄も叔父も帰り今夜は広い家に私一人で寝る。自分の家だけどちょっと怖いね。どんな家に訪問しても家のことで気持ちの遅れを取らないで済むように育ったのは有難い。田舎の家に一人いると静けさを知る。シーンという音は高校時代に気づいて当たり前に聴こえていた。
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