日曜行修会の後の普段のみんなとの食事をしてから、上野に「みちのく仏像展」を見に行った。その後、一般展示の日本歴史展を見て回った。外人の多いこと!多いこと!半分以上が外人の展示部屋もあった。
日本の何かが変わり始めている実感があるな。聞こえる外国語は、主に英語とドイツ語だった。中国語は無かった。
日本には文化がある。アメリカには文明はあるが文化は無い。ドイツも千年の歴史が持つ文化は無い。それにしても日本人とは不思議な民族だな。たかが道具なのにそれを芸術にまでしてしまう。そしてさらにそれを「道」にしてしまう。日本刀なんかはその良い例だな。
そんな民族は他に存在しない。外国では道具は道具として合理性を極めるだけだな。それが普通の合理性だよね。
私は日本人だが日本人が不思議でならない。「どうしてそんなにまでして?」と思うな。ほんと、日本は地球の宝だと思うな。
陸奥の仏像はまるで今まで見てきた日本の仏像とは違う顔をしている。まるで外国の仏像を見ているようだった。帰化人の仏師が仏像を彫ったのだろうか?
「この仏像は京都の仏像と同じ顔と彫りだな?」と見ていたら、「仏師を京都から呼んで彫ったもの」と説明に書いていた。それにしても理屈抜きの祈りの重要性を感じたな。理屈をあ~だ、こ~だと言っているのは、毎日安心して食べられる幸せな人達の時間つぶしの行為だな。
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