ドイツの会社や大学から私に送られてくるメールには、私の名前の前にDr.がよく付いてくる。展示会で当然技術的な話を話をするが、まあ、そう思うのだろうな?ヨーロッパではDr.(ドクター)を持っていることがとても重要らしい。日本は使い物にならないイメージがあるけど。
裁判所に行けば弁護士に間違われ、病院に行くと医者に間違われることがままある。大手町の丸善の洋書コーナーで英語の本を立ち読みしていると、なんかそんな空気の人間に自分が見えて来る。自分がエリートの部類だと錯覚する。田舎を歩いているとただの百姓のおっさんに見えて来る。その場に染まるカメレオンみたいだ。「肩書や資格など何も持たないない、無い無いづくしの人間がどこまで行けるか?に人生挑戦しよう!」と大学時代に思ったな。その挑戦は今も続いている。
PR