「悟りとは、何があっても、明るく朗らかに活き活きと勇ましくの態度と心を持つことです」と言っていたら、天風先生もまったく同じことを神戸の夏期修練会で言っていた。実はこの心を持つには自我から解放されていないと持てないのです。自分を解放しないとなれないのです。自我を持っていると批判や愚痴の心がどうしても出てきてしまうからです。
東日本大震災と連動して多くの人が身体のあちこちが痛くなっているそうです。痛みでなくても何らかの症状がでているそうです。私もそうでした。日本は神の国、日本人は神の民ということの証明なのかも知れませんね。
先日、ある覚者(ある新興宗教の教祖)が言っていました。自分を解放するとそういう症状は消えると。亡くなった人に祈りをしていると成仏していない死者の魂が頼って寄ってくることもあります。そうですね、自分を解放しているとそういう霊にも取り憑かれないのでしょう。
自分を解放するということが大事なんですね。自分を解放すると言うことは、自我(エゴ)を自分から離すということでもありますね。言葉や思考から、「私は何々、私は云々・・・」というものを無くすことですね。
自分が生まれた時から育ててきた価値観を離すことでもあります。人は自分の価値観で物事を見ますが、そしてそれを当たり前と、それが正しいと思っていますが、自分を解放するということはその価値観も離すことですね。それは無心であり、空なんですね。空でなければ、「何があっても明るく朗らかに活き活きと勇ましく」の状態にはならないし、また空の人間には浮遊霊は取り憑きようがない。
PR