お釈迦様はあの世とか来世については黙して語らずだったという。天風先生は死んだ先のことは死んでから考えても遅くないと言ったという。嘘をつけば地獄で閻魔様に舌を抜かれるという話もある。悪いことをすると地獄に堕ちるといういろんな地獄絵がある。みんな同じ事を言っているんですよね。今を正しく生きていれば先のことは何も心配する必要が無いというのがお釈迦様や天風先生の表現であり、悪いことをすればそのお返しは必ずあるというのが仏教の地獄絵なんですね。すべて縁起の法則の表現の違いなんです。庶民には嘘をつくなということを地獄で表現した方が実行しやすい。修行してる者には今瞬間を正しく生きろという表現ですね。昔の学の無い庶民に正しく生きろと言っても具体的にどう生きて良いか分からなかったのです。今でもそういう面はあるような気がする。
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