中国映画「レッド・クリフⅡ（赤壁の戦い）」を観てきた。レッドクリフは観るつもりはなかったのだけれどⅠをテレビで見たときに、「ふーん、そういう内容か？じゃⅡも見てみようかな？」と思ったから。３０歳前後の頃、赤壁の戦いのある三国志を始め中国の歴史、思想書を読みあさった。とても面白かった。ちょっとした時間を惜しんで読み続けた。数年前に三国志の４巻からなるDVDを買って見始めたらひたすら裏切りと殺し合いの内容なので辟易して一巻目の途中でもう見るのを止めた。今日見たレッドクリフⅡは、「ふうん、中国がこんな映画を作るのか」と感心した。まあ、史実とはずいぶん違うけれど基本思想は反戦映画だった。好戦映画を作るのはアメリカだけかも。日本やドイツは敗戦国なので戦争映画は大抵戦争のむなしさを表現する反戦映画だが中国も同じテーマで表現をするとは思わなかった。しかし中国のテレビ映画は好戦映画が多いので同じようなものだと思っていたが違っていた。中国国内で中国人のみ見せる映画と世界に売るための映画では表現思想を変えるのかも知れない。