ミュンヘン空港でほとんど6時間ひたすら時間つぶしをした。ミュンヘンの空港は本当に分かりづらい。それにミュンヘン空港でのインフォメーションの案内人はとにかく不親切でムスッとしている。まあ大抵のドイツ人に笑顔はないが。
飛行機の出発が40分遅れた。この40分の遅れがヘルシンキでの乗り継ぎに大変なことになった。飛行機の中のアナウンスで、「何々と何々と何々の便とは乗り継ぎ出来ません」といとも簡単に言っている。乗り継ぎ出来なかった人はどうするのだろう?「成田行きはゲート54番に行ってください」とのアナウンス。
飛行機を降りてから、立っている空港職員に、「54番はどう行けば良いか?」と尋ねたら、方向を示してくれて、「とても遠いよ」と言われた。500m(気分は1km)ぐらいの距離を速足で歩いて乗り継ぎ出国のカウンターに向かったら人が永遠と並んでいる!
「ヒャーッ!どうしてこんなところにこんなに人が並んでいるんだ?もう出発時間なのにどうしよう?このままだと1時間も2時間もかかってしまう!」だった。列に並んでいると日本人に見える空港案内人が少し離れた所に見えたので並んでいる場所の確保を後ろの人に頼んでその人に聞きに行った。中国人旅行者に空港案内のアドバイスするための中国人だった。そしたら、「緑のリボンを付けている案内人に聞いてくれ!」と言う。
「このたくさんの人がいる中で、どうやって見つけることが出来るのか?」と聞いたら一緒に探しに行ってくれた。そして緑のリボンを付けている人が出国カウンターの前まで連れて行ってくれて、たくさん並んでいる中国人の前で超優先の横入りで入れてくれた。たまには中国人でも親切な人がいる。ちょっと中国人に義理が出来たな。出国審査をして54番に向かったが、そこからまた500m以上はあった。日本人職員(日航職員かな?)が「54番はこっちの方向」と曲がり角で焦った顔で指示してくれていた。まあ、日本人は真面目に黙って並んで気を利かすことの出来ない人が多いから、私の後で4~5人大きく遅れてきて飛行機は1時間半ぐらいの遅れで出発した。とにかく行きも帰りもヘルシンキ空港で端から端までひたすら歩かされた。ヘルシンキ空港は分かりやすい便利な空港とネットに書かれていて安心していたけど、とんでも無かった。乗り継ぎをしないのなら簡単なのかも知れない?まあ、ミュンヘン空港よりは分かりやすいけど、ひたすら歩くことになる。ミュンヘン空港は一つ一つの合理を積み重ねたら、凄い不便(非合理)と不親切になった典型のような気がするな。
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