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自分勝手

約50年?近くを振り返って見ると、私は自分勝手に生きてきたなぁ~と思う。かつてよく兄に、「おまえは自分勝手だ」と怒られたものです。当然、自分が自分のことを自分勝手だと認識するはずもなくですから、私が自分のことを自分勝手と認識するなんて天地がひっくり返ったようなものですね。
考えてみると、私の一族はみんなまじめに、一生懸命に、そして自分勝手な生き方だったなと思う。いや小豆島の人間みんな、まじめで、なおかつ自分勝手だな。
そして少なくとも日本は、みな自分勝手に考え、自分勝手に悩んでいる。自分勝手に考え、自分勝手に悩めるというのは幸せな事ですね。
奴隷が突然多少の給金を渡されて解放されて、主人の家から追い出され、どう生きてよいか、どうお金を使ってよいか戸惑うように人間は心の扱いに戸惑っているのだろうか?
悩むなんて人類の歴史の中でまだ新しい現象ですね。かつては、悩む間もなく気まぐれな自然環境と強欲な人間支配に翻弄され苦しみと悲しみの中でなんとか生き延びるという状況に埋没せざるを得なかったのだから。「考えている暇があったら、畑を耕せ!手を動かせ!水を汲んでこい!」だったわけだから。子供10人産んでも6人は死んでいたのだから。子供の死を悲しむ暇もなく次の子供が生まれて、毎日の生活に格闘しなければならなかった。今は時間があるから悩むことに時間を使っている。そんな感じでしょうか?
自殺しようと海岸をふらふら歩いていた人間が足を滑らして海に落ちて、「助けてくれー!」と叫んでいる。そんな自己矛盾が現代の人間かもね~?
どうも還暦の同窓会でBやCの顔を見て過去を反省させられている感じだな~?
ひょっとしたらBが二十歳で見合いをしたのは俺のせいか?な~んてね。まあ、Cは私と関係が無いだろうけど。
中二でほんの少し過去や未来を見てしまったというのは問題だよな~?でもそれで神?は私にブレーキをかけていたのかも知れないし。そういうブレーキが無ければ私がどうなったか分からない面はあるな。

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