前の衆議院選挙の前に、「自民党を選ぶことは日本衰退を選ぶこと。民主党を選ぶことは日本破滅を選ぶことになる」と書きました。まあ、ほぼその通りになりましたね。
今度の選挙で、維新の会が期待されていたのですが、メディアによると人気が伸び悩んでいるようですね。石原さんと組んだのが間違いだったと思いますね。それと地方政治と国政は根本的に違うわけですから、国政は経済、外交、防衛という専門家の政治家を、またスタッフを有しないといけないけれど民主党も素人過ぎましたね。社長や経営陣をいつも批判している平社員が突然社長になったようなもので、それでは会社の経営なんか出来ません。それと同じですね。維新の党はさらに国政に対して素人になりますね。でも応援したくなります。頑張って欲しいと思います。過去の延長線上にはもう未来はありませんから。
今、国民は期待はしないけれど実務に慣れている自民党を選び始めているということでしょうか？もう少し様子を見ないと何とも言えませんが。
私から見ると日本国民が一番不思議です。民主政治というのは衆愚政治と古代ギリシャ時代から言われていますが、他にそれより良い方法が見つからないというのも人類の問題ですね。情報が無いところでは民主政治は成立し得ません。でも今の日本もアメリカも本当の民主政治は存在しません。なぜなら正しい公平な情報が与えられていないからです。マスコミやメディアによって情報が誘導されているのだから。多くの人はテレビや二流三流週刊誌の言っていることを信じているのだから。こんな人がいました。「憲法改正はしないといけない」と私が言うと、「徴兵制はイヤだ！」と。
「はあ～？どうしてそういう発想になるの？」と質問すると、「イメージで」ということでした。洗脳されているんですね。それが多くの国民の知的レベルの象徴ではないでしょうか？
原発なんかも、福島原発の爆発を見て、「はあ？なんでそんなに簡単な構造で造っているの？」という感じでしたね。もしミサイルが飛んできたらどうするの？「そんなことはあり得ない。想定外です」ということなんですよね。３０年、５０年という目で見れば、何が起きるか分からないのに。自分の未来も分からないのに国際政治の未来なんか誰も分からない。分からない場合は、あらゆる対処を考えて造らないといけないのが原発のはずなんですけどね。そして国の防衛なんですが。