映画「ＧＡＴＥ」公式パンフレットより一部抜粋
【最終関門であった「スタリオン・ゲイト」は政府の決断によってすでに開かれている。誰もがトリニティサイトへ続く残りの道を歩くことを約束されたと思っていた。しかし入場は許可されたものの、立会人たちがバスを降りるためにはもう一度軍の許可が必要だった。さらに僧侶と１２５人を襲ったのは、突然の落雷である。あたりには所々に雷が落ち、平地であるため、危険度は非常に高い。ゲイトは開いたもののこうなると成す術がない。予期せぬ事態である。トリニティサイトの前までバスでたどり着いても、雷を前にバスから一歩も出ることが出来なかった。まるで一行の動きに合わせて雷雨は襲ってくる。
グラウンド・ゼロのオベリスクの３００ｍ手前で先頭のバスが止まる。はじめに姿を現したのは、太田老師。そして僧侶たちが続いた。僧侶たちが全員で太田老師を囲むと、信じられない光景が広がった。一筋の光が彼らを包む。落雷はピタリとやみ、雲が丸く開き始め、そこから太陽の光が差し込んできたのだ。基地の警備兵たちは、唖然と立ち尽くしていた。この光景に感極まった軍の責任者は、立会人がバスから降りることを認めた。駆けつけたすべての人々が見守る中、原爆の火は最後の瞬間を迎えたのだ】
映画の中ではこういうのは映っていませんが。まあ、撮影秘話ということですね。