アメリカが北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除を決めた。多くの日本人は頭に来るだろうが真実はそう簡単ではない。金正日が倒れて事実上軍部が実権を握っている。軍部は戦前の日本と同じで国際バランス感覚や経済感覚が無い。軍がいつ暴発するかも知れない状況にあると考えられる。北朝鮮軍の暴発を避けるためにテロ指定国家を解除した。やむを得ない処置だ。今、北朝鮮の軍隊が暴挙にでたら誰も押さえられない。アメリカはイラクとアフガニスタンで手一杯だし、中国も人民解放軍がそれに対処すべく動けば中国人民解放軍を現政権が完全にコントロールできない事態が起きるし、中国の現政権が崩壊する可能性が出てくる。中国の現政権は江沢民派が主流を占める中国解放軍を完全には把握できていないのだ。そのような状況を読めないヒステリー感情を持つ国が日本なのだ。泥棒が殺人強盗にならないように飴をやるようなものだが、泥棒に飴をやるなんてとんでもないと思うのが日本。殺人強盗になられるより泥棒に飴をやってなだめた方がまだましだというのがアメリカの判断だ。それと北朝鮮の地下資源の権益の確保とかいろいろ裏の権益も絡んでいるのも事実だろう。ブッシュが大統領を辞める前にブッシュ・ファミリーが北朝鮮の権益を確保しておこうというのもあるだろう。ブッシュのそういう総合判断だな。
PR