昨年、ミュンヘンでは胸に社名を刺繍で入れた半袖の作業着を着てブースに立った。本当は羽織袴が面白いんだろうけどそういうのは持っていない。
今度のサンフランシスコの展示会でも長袖の作業着を着てブースに立つつもりで、作業着の背中に社名とイラストを大きくアイロン・プリントしようとしたらうまくいかなかった。二回、失敗した。背中の大きな文字の社名は刺繍で入れることにした。そのために3千円ぐらいよけいにかかるけど。
アイロン・プリントは均一に熱と圧力が加わるようにしないといけないと店の人に言われた。簡単そうに説明書に書かれているけど、何事も単純なものは無いね。何事もコツがいる。失敗して学べる。
世界的な展示会で作業着を着るのは職人(技術者)のプライドだな。今までは常識通りスーツを着ていたけど、面白みがないのでデザイン的に優れた作業着を着ることにした。欧米では作業をする人の社会的評価は高くないのは知っているけど。ヨーロッパで良い仕事をする場合は博士号が必要だと聞いている。ヨーロッパからメールが入る時に私の名前の頭に、Dr.が入ることがある。こういう開発をしている人は当然Dr.だろうと思うんだろうな?
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