プーチンは、したたかにあれこれと日本を脅し、画策して駆け引きの手を使っている。前近代的な地政学的な政略を実行している。
しかしそれでは、「ロシアはやっぱりロシアか?」と日本の企業は進出出来なくなるだろう。日本の技術を伴った日本企業の工場進出が無ければロシアにとって一時的な金は日本から入ってくるが長期的には得にならない。日本に対する駆け引きと欧米国家との駆け引きは別にしないといけない。もちろん返還される島に日米の軍事基地は置かないという約束は必須だけどね。
プーチンはCNNとのインタビューで、「北方4島は返さないと言っていた。だからプーチンは北方領土は返さない。」と言っている日本人もいる。
その言葉が駆け引きだということが普通の日本人には分からない。
平和条約など何か条約を結ぶ直前は軍事的な圧力も高くなる。交渉ごとを有利に進めようとする手ですね。ロシアの偵察機、爆撃機の日本周辺への飛行の数は多くなっている。これも交渉の優位的立場を取ろうとする圧力ですね。それがロシア流であり、欧米流ですね。それはお人好し日本人には理解出来ない。
中国が軍事力を増やし、東シナ海、南シナ海で支配権を確立しようとする行動で誰が得をするか?それはアメリカとロシアですね。
中国はロシアから戦闘機やジェットエンジンを買い、空母や駆逐艦のエンジンはフランスから買う。日本はアメリカからイージス艦に載せるミサイルを大量に買う。もちろんオスプレイも水陸両用装甲車も買う。無人偵察機もアメリカの言い値で買う。ロシアは中国と仲良くし、共同軍事演習もし、ロシアの日本に対する価値を釣り上げようとする。そういう意味で、ロシア、アメリカの軍事産業は裏でつるんでいるかもね?
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