ミュンヘン行きの飛行機の中で、「スターウォーズエピソード1」と「君の名は?」というのを観た。最初、「君の名は?」を見始めたけどバカバカしいのですぐに止めて、他を探して「スターウォーズ」を観た。時間が有り過ぎるのでまた「君の名は?」に戻った。「何でこんなのが名作なのだろう?バカバカしいストーリ、」と思いながらも見続けた。そのうちにのめり込んで涙が出始めてきた。
「こんなストーリをよく考え出すな?」、「こういうストーリは日本人ならではなのかな?」、「どうしてこういうのが世界でヒットするのだろう?」と考え始めた。
おそらく世界の中高年は理解出来ないんじゃないかな?世界の子供達や若者がこういうアニメに感動して育つということは数十年後、日本人の価値観、感性が世界の中心になるかも知れない?と思い始めたな。後30年。2045年。
アメリカハリウッド映画のストーリはシンプルだ。そして最近、アメリカのストーリ創作力が落ちてきているんじゃないか?と考え始めたな。
スターウォーズがアメリカ最後の名作かも知れない?とも考えた。スターウォーズのストーリも日本の黒澤明の感性から派生しているんだよね。
帰りの飛行機では、「沈黙(サイレンス)」を観た。これも始めは面白くなかったので、すぐに止めて他を探したが観たいのが無いので「沈黙」に戻って見始めた。
遠藤周作の「沈黙」は読んだ事があると思うけど、ストーリは覚えていない。
これもキリスト教国では作れないストーリだよね。アメリカのストーリは、シンプル、娯楽、善悪二元論が基本だよね。それは儲けるための映画製作であって、人間への問題提起の映画製作では無いな。日本のはもっと深い。魂を口にしないまま魂を課題にする。フランス、イタリアなんかもそれに近いかも知れないな。他は知らないけど。アメリカは魂なんかは課題にしない。
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