参院選挙が終わりました。今世界各国で与党が選挙で負けています。アフガニスタンもかつてないほどタリバン勢力が拡大していると言います。中国の外貨準備高が217兆円になったと。日本のそれは100兆円です。後2,3年で日本政府の国債は日本の中の貯金で賄えなくなります。外国に日本の国債を毎年何十兆円と買って貰わなければ日本政府予算は成り立たなくなります。どこがそれを買えるか?中国しかないわけです。中国が日本を買うわけです。それは日本が黙って言われるままにアメリカの国債を買うのと分けが違います。中国はお金を出す代わりに口(内政干渉)も手(軍事力による領土分割)も出します。
世界の地殻変動の始まりの始まりが始まったと言うことですね。日本の政府や政党が税金の使い方だけに意識が行って、税金を取るための産業の育成に目が行っていません。産業が発達しなければ税金は取れないのです。消費税とか所得税とか事業税とか言ってもすべてはお金を生み出す元がなければならないのですから。中国も韓国もドイツも産業育成国家戦略というものに基づいて研究開発と産業育成補助を行っていますが日本にはそれがほとんどありません。事業仕分けというのは大事ですが産業育成国家戦略がないまま絞るとすべてを失うことになります。日本は事業仕分けによって回復不可能な技術衰退をもたらすだろうという論文が欧米で出始めています。「どうして日本は自ら滅びる道を選ぶのか?」と。日本を中国に買って貰わないと政府の運営が成り立たなくなります。それが小沢一郎の基本戦略だと私は読んでいます。日本を中国の一地方政権にすること、そして自分が日本という地域(自治省)のドンになることを目指している。これから10年、少しずつ少しずつ国民に見えない形で世界の地殻変動が始まるということですね。そして国民が気がついたときは遅すぎる。古代ギリシャが滅んだのは国民を満足させるためにばらまき行政を行ったからだという説があります。
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