人間の役割は、「宇宙の進化と向上に寄与すること」と天風先生は言っているけれど、何が宇宙の進化と向上なのか理解するのは難しい。普通、宇宙は物理的に変化しているだけと考えます。現在は膨張を続けているだけ。はてさて？
人間がこの世に生まれて学んで身につけるべきものは、謙虚と感謝と私は言っています。謙虚と感謝でその人の波動が上がるのです。その波動は、波ですから周りに拡がっていくのです。周りの人のみならずすべてに影響を及ぼしていくのです。すべての存在の健康と平和と幸せ（まあ、それはあり得ないが）が理想なわけですが、そうすると地球の波動が上がる。それは天体望遠鏡では見えないけれどさらに宇宙へと波動が拡がっていくことになるのでしょう。それが宇宙の進化と向上ですね。
宇宙には３次元宇宙、４次元宇宙、５次元宇宙というものがあるのかも知れませんね。３次元ではこの地球を美しく保つのが基本なのでしょう、きっと。今のところ人間はそれ以上はこの宇宙に物理的には関与できないのだから。
謙虚と感謝を持つには、まず素直と正直が必要ですね。これが難しい。自分は素直なつもりになっているから。正直も自分に正直ということですが、何が本当の自分か分からない。好き嫌いや、男や女としての欲望のままにというのが正直という訳ではない。素直と正直のためには自分を知らないといけないですね。その本当の自分を知るためにいろんな苦労や修行があるということですね。
自分の生まれ育った環境と経験によって作り出された自分の価値観に固執・執着している限り永久に分からない世界ですね。
自分を知るということは本当に難しい。いくらいろんなところでいろんないい話を聞いてもそれは分からない。