フランスのある哲学者（名前は覚えていない）が、「自由とは宇宙法則に従うこと」と書いていました。
自由とは食べたいときに食べたいものを食べ、行きたいところに行きたい時に行く。そんなことが自由ではないのです。大抵は自分の考えや価値観や欲望に縛られて本当の自由を持っていないのです。自分が自分に縛られている。自分が自分を縛っている。すなわち自分が自分の心の奴隷になっているのです。
そう、自由とは自分の思考からも解放された状態を言うのです。そうですね～、天風教義で言えば、実我に従うことが自由と言うことでしょうか？そのためには心は無心でないといけない。心が何ものにも囚われていないときが自由ということでもありますね。すなわち心が無心であるとき自由が得られるのです。分かるかな～？これ。これは難しい話しかもね？やさしく言うと、心が何事にも、自分の心や欲求にも、「こだわらない、囚われない、執着しない」時が自由だということですね。実我に従うと言うことは宇宙法則に従うと言うことと同じことでもあるんです。「そんな～、それじゃ自由って何も楽しくないものなんだ」というの普通の人の感想でしょうねぇ～？
「そんな自由より欲望満足の自由が欲しい」ということですよね。