今日は山形のI先生を訪ねて来ました。福島から山形までの行きの山の中は霧でいっぱいでした。聞くところによると、霧は晴れる前兆なんだそうです。思い出してみると確かにそうですね。
山形駅から先生のマンションまで5分と聞いていたので当然歩きました。しかし歩いても歩いてもたどり着かない。後で聞くと車で5分とのことでした。あらら!
昔、アメリカでそんな経験をしたことがあります。「どこそこまで何分で行けますか?」と聞いたら、「10分」と回答が返ってきました。歩いても歩いてもたどり着かない。そうです!車で時速100キロで10分だったのです。アメリカには徒歩の発想が無い。
でも今日は山形市の雰囲気が分かって良かったです。「へぇ~!こんなところに立派そうな禅寺がある」とか。私の感覚では不思議な落ち着いた波動の静かな町でした。聞くところによるとお寺が多いというので、それが町の空気を作っているのかも知れません。帰りはタクシーを呼んでくれました。
タクシーの運転手は今日は不思議な天気だと言っていました。
「晴れているのに遠くが靄(もや)で一杯だ。この季節、こんな天気は無い」と。
そう、今日は普段になく暖かいから靄が出たんですね。コート無しで歩いている女性もいました。温度は埼玉と変わりませんでしたね。朝、迷ったのです、コートは何を着ていこうかと。南育ちの人間には今の季節の山形の寒さが見当が付かないから。で、どうせ駅から5分だし、と思って軽めのハーフジャケットコートを持って行きました。結局はそれで正解でした。寒くなかったから。
新幹線の帰りの山の中も空は晴れていました。夕日も見えました。そして今日は満月の日だったんですね。山形新幹線の中からきれいに見えました。
人は良い人に出会うべきですね。今日は改めてそう思いました。
知識は人を動かさない。動かすのは人格ですね。
先生の所には先客が5人いました。何と!木村秋則さんのリンゴを持って来ていました。二切れ食べさせて貰いました。う~ん!予想と味が違っていました!たっぷり甘いのかと思っていたら自然な感じのしつこく無く、すーっと透き通るような甘さというか、身体の細胞に馴染む甘さというか、いやはや!でした。
そしてこれまた焼き芋(さつまいも)もありました。自然農法で出来たさつまいも。これは、ビックリ!クリームのような柔らかさと甘さでした!私は小さい時から、「鳴門金時」というサツマイモを蒸かして食べていました。時々焼き芋にして。そういうサツマイモと全然違っていました。奄美大島のサツマイモも甘いですけどね。
そしてラ・フランス梨も出てきました。これは食べ時が難しいらしいのですが、ちょうど良い食べ頃の甘くて柔らかくて美味しい味でした。東京で買って持って行った和菓子については黙っていました。とても言えなかった。格落ち過ぎた。
自然のものに人工のものは勝てない。
PR