バスから降りる時に運転手に、「ありがとうございました。」と言うことは書いたけど、人間60過ぎたら、人に、特に若い人に対して、「ありがとう。」と言うのが年寄りの仕事だと思うな。私は昔に比べたら日常の中で、「ありがとう。」と人に言う回数がだんだん増えていると思うな。スーパーやコンビニのレジでも会計が終わった時に言うし、道路工事で交通整理している人にも自転車で通り過ぎる時にも言うし。そういうことは心では思っていても口にはしない人間だったけど、俺、人間、変わったのかな?死期が近いから?人間、死期が近くなると、人や家族にありがとうを言うようになる。
昨日、東京駅で山手線に乗った瞬間、誰かが私の腕をちょっこっと掴まえた。
誰かと思ったら、80近い着物を着て背筋が真っ直ぐの品の良いおばあさんだった。「ここ空いているよ!あんたが座りなさい!」とシルバー席を指差した。
「新橋で降りるから大丈夫です!」と答えたけどビックリした。そのおばあさんは有楽町で降りたから自分で座らないでいたのだろうけど、80(ぐらい)のおばあさんに席を譲られるというのも、「俺、年寄りに見られるのかな~?」とショックだったな。背筋を伸ばしてシャッキっとしていたつもりなんだけど。それにしても、あのあばあさん、わざわざ人にそんなことするなんて、品格だよね。
「人の親切は受けるのが親切。」といつも人に言っているのだが、さすがに昨日は受けられなかったな。
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