心の問題の8割は乳幼児期における母親との関係で生じているんですよね。
3歳や5歳ぐらいまでは親の理屈は通じない。私がいつも言うのは、「親の都合は子供の不都合」と。母子の皮膚感覚の接触の不満足さから、心の病が大人になってから生じる。子供の心の中で不満足が発酵していて一定の年齢になって鬱などの形になって表れる。ほとんどの精神科医はそういう原因分析とそれに基ずく対処をしないよね。それをすると時間がかかってお金にならないし、親も「私の育て方に間違いは無かった!」と主張するしね。母親が亡くなっている場合は自分一人で幼児期に作られた観念要素の更改をしないといけないが、「お前の信念、強くなる!」では効果は無い。そういうことの具体的方法を教えてくれる先生はいない。精神科医だった杉山会長が、「子供は3歳までは溺愛しなさい」と言っていたが、それはまったく正しい。日本人の子供を欧米流の育て方をしてはいけない。
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