時代の流れが変わった。展示会で来訪者の話を聞いていて、”風が変わった”と感じる。今までの仕事はもう来ない。会社の30年寿命説というのを納得する。
普通ならここで引退だな。今、お金があれば前線から引っ込むな。この年齢で新しい風に向かうのは普通は確かにしんどい。
しかし、私は死ぬ時は倒れる時、生きている時に引退してのんびり休むという生き方は出来ない。自分で自分に鞭を打って進むしかないな。
二人の来訪者が私のパネルをしばらく見ていて、「凄すぎる。ここしかない。」と口にした。話を聞いていると、「今頃、何やってんの?そんなの20年前に研究しておくべき内容じゃないの?」というテーマだったな。そんなニュアンスで聞くと、金を出す人(会社や国)がいなかったとのこと。確かにどんなテーマであっても、どうなるか分からない調査や研究に最初に金を出す人がいる。そういう研究の97%、または99.7%は無駄になる。アメリカなんかは、その3%または0.3%の成功の確率のために膨大な投資をしてきているんだよね。
日本は、「成功するかどうか分からないことにお金なんか出せない!」なんだよね。だからチマチマしたものしか出てこない。アメリカは一人の人間の発想に何十億円という金を投資するが、日本は担保を持っている会社にだけ金を貸す。
日本は25年間、寝ていたのを実感する。その間に光は欧米に追い越された。
PR