今日(12/08/2013)、全日本空手選手権大会というのを見に行ってきました。
空手形(かた)のU選手を見るために。残念ながら引退したということで、彼女の試合は見られませんでしたが本人はいたので立ち姿、歩き姿を見ることが出来ました。大したものです。ダントツですね。下半身の安定感が違います。そして姿勢で始まり姿勢で終わる典型ですね。そして普段もその姿勢を維持しているよう見えましたね。多くの普通の人は練習や試合の時は姿勢に気を遣っても普段は姿勢を気にしていないようですね。常在戦場ならぬ常在練習、常在道場の心で生きているかどうかが普通か日本一かの違いを生むとも言えますね。
それはプロ野球の一軍選手と二軍選手の差でもありますね。
全体の試合としてはやはり男女共決勝戦は素晴らしかったですね。
決勝は透明で張り詰めた独特の空気に包まれます。
子供の頃から空手か合気道か何かの武道をやりたいと思っていた頃がありますが、私の田舎にはそういう道場が無かった。平和牧歌的田舎でしたからね。
思うに、女の子が空手(空手のみならず何でも)で日本一になるのは、親の愛情の元で育てられないとなれないという感じはしましたね。日本一になるのには素直さが必要ですね。素直さは愛情が無いと育ちませんね。
男の場合は闘争心、負けん気、逆境を跳ね返す力でなれる場合もあると思うので女の子とはちょっと違うかも知れません。
それと小さい時から空手をやっている子はいじめられないと思うな。
形の試合というのは世界から見て不思議な試合ですね。他の国には無いと思いますね。そして空手の形は、茶道とか焼き物の心や形と繋がっているような気もします。日本は何でも道にしてしまう。その道が日本人の世界からは特殊な人の道なのかも知れませんね。
欧米のマーシャル・アーツ(格闘技)は旺盛な闘争心で相手にただ勝てば良いのだから。中国を含むユーラシア大陸文化はエゴの道(文化)で、日本は美学の道(文化)なのかも知れません。
武道館正面の銀杏の木、何か由緒があるのかな?立派な木です。
会場にもの凄く古く大きな如何にも高そうなロールス・ロイスで乗り付けた人を見ました。日本に一台しかないだろうと思えるようなロールス・ロイスでした。
「誰だろう?こんな車に乗っている人は?」と思っていたら笹川なんとかという人でした。
あういう人は幸せなんだろうか?金だけが目当てで人が寄って来るのだから。
言葉の通じない世界、自分のことを何も知らない世界、お金や財産、肩書きがまったく通じないアフリカの草原の真ん中で、そこに住む人達と交流して一目置かれるかどうか、尊敬されるかどうかが人間の価値ですね。少なくともアメリカの歴代大統領は尊敬されないと思うな。
「おまえ、何を生意気な態度を取っているんだ?」とライオンに襲われるサバンナの真ん中で一人置いてけぼりにされてしまうと思うな。それがあの世で自分の置かれる立場、または来世で自分の生きる立場かも知れませんね。
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