なんやかんや言ってもここ10年ぐらいか?総理大臣になる人間はすべて2世、3世ですよね。世襲制は問題だと国民は言いながら世襲された人間を選んでいる。自民党だって民主党だって主要人物はみな二世、三世だ。そうじゃない議員は官僚出身だ。世襲と官僚以外から普通の国民が志を持って大物になっている国会議員はどれほどいるのだろう?それは多くの国民は文句と愚痴を言いながら国をどうしようというビジョンや志を持っていないということですよね。もちろんそれは誰が悪いと言うことでなく日本の長い歴史の中で作られてきた国民性だということですが。親が家の中で何を話しているかということですよね。学校の成績だ、家のローンだ、亭主の酒癖だ、近所のうわさ話だなんていう親の会話の中では子供は大きな天下国家の志は生まれない。二世、三世議員が多いのは、ひとつは親が家の中で話している内容に影響を受けるからですね。親が家の中で何を話題にしているかということが、そして親の生き様が子供の意識に転写するということです。そして税制という問題もあります。政治団体は無税なんです。自分の政治団体に財産を移していると相続税がかからない。そういうことも政治家が世襲にしたがる理由ですね。
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