「日々の情味を味わう。」という言葉がありますが、情味を味わうとは頭で考えて理解することではないのだと思いますね。
皮膚感覚で味わうもの?皮膚に染みこんでくる有り難さ、なのでは?
今まで何でもなかった景色が、しみじみと美しいと感じる、また当たり前に食べていたものがしみじみと美味しいと感じる、また人の言葉の優しさを感じる、当たり前だと思っていたものが実は当たり前では無かったと知る。それが情味を味わうことなのではないだろうか?
感謝ノートを書いている人もままいるかも知れませんが、一日十個ぐらいしか思いつかない、二十個も考えられないという人もいます。
特別なものにしか感謝が出来ないからですね。当たり前と思っているものが当たり前でないことに気づいていないからですね。毎日の当たり前のことほど有り難いことはない。普通の家族、普通の一日、普通の健康、毎朝、家族で一緒に食べる普通の朝食、普通に水道から水が出る、普通に呼吸が出来る。
普通、それが一番有り難い。特に普通に呼吸が出来ることは如何に有り難いことか。呼吸が出来ない経験を持った人間にしか分からないのかも知れないけど?
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