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虚空の外とは?

「心をば 虚空の外に置きかえて 五感気にすな 打坐の妙法
心をば静かに澄ます 空の空」と黒の誦句集の最後にあります。
この中の「虚空の外」とは何か?というのが昨年問題になっていました。
虚空という世界のさらに外なのか?ならばそれは何?それともそれは言葉の表現の綾であって自分の外にある虚空の中に心を置くのか?と。某先生と同じく私も昨年暮れまでは後者の理解でした。でも先月、気付きました。前者だと。
人間の思考は大抵は一次元です。出来てもせいぜい二次元です。
日本人の99.9%は一次元の思考しか出来ません。
三次元は自分の意志で作る無心の世界です。
この無心の世界を虚空と呼びます。三次元の空間に何も無い状態です。
「無心の世界とは、何も無い世界ではない。」と言いますが、それはそれで正しい。二次元は三次元の中に包含されるからね。存在して存在しないのです。
この三次元(虚空)の外は人間の意志では作れません。四次元(無念無想)、
すなわち虚空のもうひとつ外の世界に自分をポイッと置く(入れる)のです。
空の空というのも、空(無心)から空(無念無想)へという意味だと思いますね。
以上は私の直感による勝手な解釈なので信じる必要はありません。
でもまあ~、こんなこと考えていると思考が雑念となって無念無想の世界には入れません。分かって思考が出てくるので、思考から分かる世界には入れない。思考や科学の世界は概ね知識から入るけど。う~ん、困ったもんだ。
ちなみに二次元とはシステム思考ですね。日本人でシステム思考が出来たのは、今の私の知識の中では豊臣秀吉だけのような気がします。彼は大したものです。それは学校の教科書やNHKの大河ドラマ程度では分からないことです。
聖徳太子もそうなのかも知れないけど、私にはそうだと言える知識がない。
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