お金は文化というか?お金の使い方はその家の文化だと思うな。私の一族で金持ちになっているのは一人もいない。江戸時代から戦前までは海運業でいっぱい儲かっていたらしいが、三代前のお爺さんは港々での女遊びが祟って40過ぎで死んだ。先の戦争に負けて国債がパーになって、戦後はなおかつ人の保証人になって更に山畑を失った。
お金がある家は、大抵はお金を使わない家だな。こつこつ畑仕事をするタイプの文化を持った家かな?来年の種籾を常に考えて計画的に今日を生きる。
海で働く男は一時的に大金が入るので、「今使っても、また入る。海に出るといつ死ぬか分からないのだから。」とパーと使う家が多い。漁師は今でもそういう気質が多いね。農家はそういう考え方は出来ない。それぞれのそういう継続がその家のお金の使い方の文化になるのだろうな?
漁師の家系が農家の文化を持つには何代も農業をして初めてコツコツ地道の文化を身に着けることになるのだと思うな。別の文化は一代では身に付かない。でも、日本という国が成り立つには両方必要なんだろうと思うな。
日本は海の文化と陸の文化のバランスが良いのかも?それと日本は新しいものに挑戦する人と、古いものを守る人とのバランスの良い国だと思うな。
それは攻めの海型の人間と守りの陸型の人間のバランスから来ているのかも知れないな。アメリカは挑戦型(攻める)の人たちしかいない。それはお金の使い方に現れる。
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