26日の朝、香里園に行くために京阪電車に乗ったら前に10人ぐらいの小学生の女の子が並んで坐っていた。私が前に立ってつり革を持っていると、前の二人の女の子が顔を見合わせてちょっとニヤッと笑ってから立ち上がって、「どうぞ」と言った。私は後ろを見たけれど、席を譲られるような年寄りはいなかった。彼女たちに向かって、「撲?」と私は自分に指さした。そう、私が席を譲られたのでした。ショック!でした。「えっ、いいよ!」と一度言ったけれど女の子二人が席を立って移動したので、「ありがとう」と言って坐った。
母の見舞いに月曜に島に帰省した。母は変わらずの状態(植物人間)だった。前よりは呼吸が楽になっているようだった。千羽鶴が飾られていた。誰かが母のために千羽鶴を折って飾っているようだった。本当に千羽だもんね。
「千羽なければ千羽鶴にならない」と叔母は言った。確かにそうだが、一人で千羽折るというのは大変な事だ。そう言えば、「折る」と「祈る」は字が似ているね。
一人の見舞客が10時過ぎに見えて、11時頃食事とか土産ものを買おうと病院の玄関を出て歩いていると一台の軽が止まって窓が開いて私に言った。「今、また寄ろうと思っていたの!」と言ってビニール袋を私に差し出した。先ほどの見舞いに来てくれた人だった。ビニール袋には温かい弁当とおにぎりとお茶が入っていた。私のためにお昼のお弁当を買ってきてくれていたのでした。
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