ミュンヘンは、合理的に、またきれいに出来過ぎていて面白くない。
ちょっと買いたいものが買える店は、歩いていてほとんど何も無い。
ちょっと乾電池が買いたいなと思ってもそんな店は見たこと無い。本屋も見たこと無い。きっとビルの中のどこかにあるのだろうがその看板も無い。
二度三度観光に行く町ではない。しかし今回は欲求不満が残っているな。
そんなのが残るとは思わなかった。町に何も興味が無かったから。
朝はホテルの朝食バイキング。これは美味しかった。これはどこの国のホテルでも同じようなものだ。そのホテルに日本人は私一人だった。
昼はハンバーガーとコーラ。ドイツのコーラはコークやペプシより飲みやすかった。なぜコーラを飲んだか?他にアップル炭酸とビールしか無かったから。
到着日の夜は何も食べなかった。機内食もほとんど食べていない。空腹だったけどホテルの中に食べる所が無かったし、近くに何かを買う店も無かった。
二日目の夕食はホテル傍のイタリアンに行って一人でパスタとパンを食べた。パスタは1/3残した。一口目は美味しかったけれど、食べている内に飽きてきた。パンとパスタ2/3で腹一杯になった。入っていたキノコは新鮮だった。
二日目は日本食レストラン、帰り際にこちらにお辞儀をしているオーナーに、「真剣勝負の味を作っていますね?」と言ったら、下に向いている顔から、一瞬、鋭い目でこちらを睨んできた。「おまえ、出来るな?」という感じだった?
料理の中に武道の匂いがした。そういうのって味に出るもんですね。
三日目は懇親会でドイツ料理の店だったが、料理が出てくるのが遅すぎて、そこからホテルまで遠い私にとってはタイムアウトで、ビールを一杯飲んで、食べ物は二口三口食べただけでホテルにタクシーで戻った。
帰りの日は空港のビジネスクラス専用ラウンジに縁があって入ることが出来て、そこで何を食べたのだろう?ほんの小さな皿に何かを入れ、椅子に座って食べただけ。帰りの便でも機内食は何も食べていない。ジュースを飲んだだけ。
たとえ不味くても何かまともなドイツ料理を一度食べたかったな。心残りその1。
ホテル最後の夜にインターネットで地図を見ていたらホテルから歩いて数分の住宅街の中にギリシャ料理の店があるのが分かった。
「くっそう!もっと早く分かっていたら、イタリア料理の店でなく、ここに行ったのにな~!」と思ったな。心残りその2。
ちなみに昼に食べたハンバーガーは動物の肉臭さを感じたな。きっとそれが普通の肉なんだと思うな。日本の肉は肉臭さが無い(よく味わっていると微妙には感じるが)。そういう意味で日本の肉は凄いな。ドイツ人から見ると、肉臭さが無いと肉を食べた気がしないんじゃないかな?
そういうことで、食に関しての欲求不満が残っている。その欲求不満を解消するためにまた行きたいな。2年後の展示会(2年に一回しかない)だな。
クリック→→ミュンヘンの町並みほんと、こんな感じでちょっと立ち寄って覗いてみようというものは何も無かった。どこにどんな店があるやら何も分からない。
考えてみると、わざと分からないようにしているんだよね。何百年千年二千年、彼らは部族戦争、村戦争、王国戦争、国同士の戦争と戦争の歴史なんですね。
部外者(敵)にはどこに何があるか分からないようにして置くことが身を守る手段だったと考えられますね。ネットにあるホテルやレストランの地図も見づらい。
大きな看板を出しておくと、いつ焼き討ちや略奪に遭うか分からない。
そういう気質がドイツ人に染み込んでいるんだと思うな。だから観光客向けの地図には最低限の紹介をしているだけ。
日本は略奪、焼き討ち、虐殺に遭うことが歴史上非常に少なかったので安心して看板だらけになっているし、地図にも細かく載っている。
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