忍者ブログ

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
27
28 29 30

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新CM

最新記事

最新TB

プロフィール

HN:
村長さん
性別:
非公開

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

忍者アナライズ

[986]  [985]  [984]  [983]  [982]  [981]  [980]  [979]  [978]  [977]  [976

世界と軍事

「田中界」のインターネット情報に次のような文章があった。
 『9月27日、フィリピンのアキノ大統領が日本を訪問し、野田首相ら日本側に対し、日本が南シナ海の南沙群島をめぐる領海紛争を仲裁する介入をしてほしいと頼んだ。日本政府は、公海上の自由航行の維持を重視して、アキノの要請を受け入れ、日比間を「戦略パートナー」の関係に格上げし、日比間で海上の合同軍事演習を高頻度で行うことなどで合意した。
 南沙群島問題は、中国と、フィリピン、ベトナムなど東南アジア諸国が領有権を主張する多国間の領海紛争だ。フィリピンやベトナムは、2国間で交渉すると中国が優勢になることから、ASEAN+3など多国間で協議することを目指している。だが、経済主導で東南アジアに対する影響力を拡大する中国は、自国に有利になることを目指し、この問題での多国間での協議を拒否し、すべて2国間で交渉することを主張してきた。一昨年から米国が、ベトナムやフィリピンの味方をして南沙問題に介入してきたが、中国は経済面でベトナムやフィリピンに攻勢(新たな投資案件など)をかけて対抗し、再び中国側が優勢になっている。』
フィリピンは20年ぐらい前にアメリカ軍を追い出した。国民感情としては分からないでもないが、結果、南沙諸島で中国が我が物顔で動き出した。アメリカ海軍がフィリピンに基地を維持していたら現在の状況は違っていただろう。
世界は、経済と軍事で動いている。日本人の思考と意識から軍事(地政学含む)が抜け落ちている。だから世界が見えない。沖縄からアメリカ軍がいなくなると沖縄が第二のチベットになることが分からない。その時、アメリカは日本を助けない。沖縄を助ける経済メリットが無いから。経済メリットが無ければ軍事的に助けることはない。北朝鮮に石油の埋蔵がいっぱいあれば、とっくの昔にアメリカは北朝鮮にイラク同様に侵攻している。中国が資源漁りにアフリカや中央アジアやいろんなところに汚く動いているが、それはアメリカの真似をしているだけ。アメリカの汚さは日本人には伝わってこない。政府やマスコミがそれを見ないように、伝えないようにしている。中国もアメリカも同じなのです。そこでは経済政略と軍事戦略がセットで動いている。日本は経済戦略も無い。それでは資源戦争、経済戦争に勝てるわけがない。
「毒(アメリカ)をもって毒(中国)を制す」という思考が無ければ、それはいずれ領土問題にも勝てないということです。毒が過ぎても国や民族は滅びるけれど、ハワイ民族やインカ帝国のように純粋過ぎても滅びる。米ソ冷戦が終わると共に日本の経済は力を失い始めた。これは偶然ではない。米ソ対立状態では極東の要の日本を元気にしておかないといけなかった。
米ソ冷戦の終結が日本経済を衰退させるという読みが出来なかったのが私の読みの浅さでしたね。
そういう地政学的に見ると、今の韓国の元気さも戦略的必然かも知れない。韓国経済も危うさはいろいろあるのだけれど、北朝鮮が崩壊した時に韓国経済が弱ければそれを支えることが出来ない。韓国経済の成長は北朝鮮の崩壊がタイム・テーブルに乗っているということかも?韓国企業の成長も日本の技術者が高給で雇われて日本の技術を売り渡しているところから生じてきたわけで、地政学的に見るとそれもまた必要な動きだったと言える。
{無料ブログなので広告が入っています。}
PR

Comment
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
非公開コメント

忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne