アメリカへの入管と税関では他の人はみんないろいろ質問されていたのに私はまるで顔パスに近い形でサッと通してくれた。
入管では、「Business?」、「Yes, Business」、「PhotonicsWest?」、「Yes! PhonicsWest」、「Have a good day !」、「Thank you !」だけの笑顔の会話だった。まあね~?私みたいな小柄な人間が悪さをするとは考えられないという判断は向こうにあると思うけど。一応入管、税関は人の顔を見るプロでもあるのだろうから。他の人の話を聞いているとアメリカの入管も日本人に対してもいろいろ聞いてくる時代になったんだな、と思った。
結構大きな手持ちの製品を二つのスーツケースに入れていて、税関で聞かれたら出そうと思っていた書類も用意していた。何も聞かれなければ書類はこちらからは出さないで通ろうと思い、こちらから何も言わなかった。
で、税関で、私が緊張していたのか、税関員が私に、「Relax !」と言って来た。そしてすぐに「OK! Go!」と言われて進んでいたら、「Stop!」と税関員が座っているボックスから怖い顔をして出てこちらに進んできた。内心、ギョッ!とした。そしたら、「おまえの行く道はこっちじゃなくてあっち」と歩く道筋を教えてくれた。あららら、親切だった。
それにしてもアメリカは臆病になっているな。まるで共産国家に入るような管理になっている。全指の指紋と目の虹彩を入管時に摂られる。余裕の無い大国になっているな。
60過ぎたら日本でもどこでも、「ありがとう!」、「Thank you !」の言葉をばらまくことだと思うな。チェックアウトが終わってホテルを出る時も、ホテルマンに「Thank you !」を言い忘れたので、わざわざシャトル・バスから戻って言ってきた。ホテルマンも日本語で、「アリガトウゴザイマシタ」と返してきた。
ほとんどの日本人はまじめでホテルの部屋の使い方はきれいけど、人の笑顔を引き出す言葉が無いよね。THank you !、 Excuse me !も大抵の日本人は言わないよね。口べたは日本では評価されても外国では評価されない。
姿勢と共にそういうところが改善されれば日本人はもっと評価されると思うな。
日本人は実質的な良さは持っているのだから言葉が付け加わればもっと良い。
言葉なんて恥のかき捨てで良い。いちいち間違いを気にしていたら切りが無い。間違って気づいて次に直せば良い。私は、まま、英単語を間違ったな。気にしない、気にしない。片言の日本語で変な日本語を話す外国人に対して人間として変に思わないよね。それと同じ。こちらも変な英語で良い。凡人はその積み重ねで上達する。
ロサンゼルス在住45年の日本人Sさんから私の展示会場での外人応対英語は評価された。S氏の友人の日本人のI氏から、「Sさんから英語を褒められるなんて凄いことだよ。」と言われたけど、自分の英語の程度は自分で分かる。
まあ、何事も人から褒められているうちはまだまだダメだけどね。本当に出来る人は褒められない。
PR