昨日、お昼を食べようとJJ銀座の中を歩いていて、和菓子甘味処喫茶の前に「きつねうどん」、「力うどん」とあったので入った。メニューを見ても店内の看板を見てもうどんは無かった。「エツ?」と思いつつ、取り敢えず、「きつねうどん」を頼んだ。店には客が一人しかいなかった。その一人は和牛牛丼を頼んでいたみたいだがなかなか時間がかかったようだ。そうこうしているうちに15分ほど過ぎた。店主が出て来て、「今、出汁を作っているから後10分ぐらい待ってくれ。」と言った。笑うしかなかった。トータルで30分近くかかって出て来た。きつねの小さいことに驚いた、800円なのに。小さいきつねとネギしか入っていない。出汁を少し飲んでみた。う~ん、かなりの出来だ。東京の出汁と関西の出汁と併せたような味で、うどんも手作りなのかな?讃岐うどんに近い腰があった。ここまで凝ると、水、醤油、鰹節、一つ一つの出来が見えてきて、味の細かい良さと問題が明らかになる。要するに、出来が良いと問題点が余計に見えてくる。立ち食いうどんぐらいでは、「こんなもんだ」と問題点は見えてこない。テストでも、30点40点では全体が悪いので何が悪いか?考えないが、80点90点だと何が間違っていたのか?何を理解していないか?が明確に分かってくるのと同じだな。後から一人のおばさんが店に入って来て、力うどんを頼んでいた。それから食べ終わって、店を出て看板を見たら、うどんのメニューが消えていた。1日2食限定のうどんだったのかな~?まあ、味にこだわっていたのは良く分かったけど、ランチで出て来るのに30分もかかっていたら、誰も食べに来ないわな。
私自身も反省した。いいものを作るために納期遅れを良くする。今も納期遅れだらけだ。店長の姿は私自身の姿だったのかもしれない?
PR