養動法は自然動揺で行うと言われています。しかしながら自然動揺で行えている人はほとんどいません。日曜行修会参加の人達の中でそれが出来ているのは私以外では一人だけですね。その一人も出来るようになったのでなく、人生の肉体的危機の大きな山を越えて、自然になっちゃった!という感じですね。
ほとんどの人は筋肉で動かしている。筋肉で動かしている間は自然動揺ではないですね。心臓の鼓動のエネルギー伝搬による揺れが自然動揺ですね。
養動法の時は体は水袋の状態になることですね。水の真ん中で心臓が鼓動していてその鼓動が水の揺れとなって伝わってくる。それを回転運動に変える。
安定打坐の時は空気袋になることですね。最後は空気袋の袋の皮も無くなると一人前かな?私も皮(皮膚)が無くなるまで入るのはなかなか少ないが。体の中が空気だから心臓の鼓動の揺れは伝わって来ないが鼓動の音は聞こえる。その段階はまだ坐禅ですね。その聞こえることを意識から放した時に天の声を聴き本心煥発に入る前準備が出来たことになりますね。これが会得できるのに少なくとも10年はかかるが、5年で出来るような方法論が出来れば天風会員数は増えるかな?こういう感覚を掴むには姿勢の微妙な調整も必要だし、こんな解説をしてくれる先生もほとんどいないし。初心者にこんな話をすると、「何が水袋だ?空気袋だ?体は体だろう?ここはオカルトか?」と次から来なくなるし。
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