今夕、取引先である金属加工屋さんで流れているラジオを聞くこともなく聴いていたら、「あなたは第一の人生を終えて(仕事を引退して)、第二の人生で完成しようとしているテーマを持っていますか?」みたいな話しがされていた。
「なるほど!」と思ったね。
第一の人生では、大抵の人は仕事のスキルを完成させようとするよね。
その加工屋さんに向かう電車の中で二十歳ぐらいの若い女性に声をかけられた。「お金を持っていないのでバス代の三百円貸してくれないか?」と。
まま、美人とは言えないけど地味な服を着た中より上ぐらいの美人の部類?
手にはiPhoneを持っていじっていた。
「ダメ!警察に行きなさい。貸してくれるから」
「おじさんが良い」
「おじさんは優しくないの。だからダメ!」
「他の人に聞いても良い?」
「良いよ」
と隣に立っている大人しそうな30ぐらいの男に同じことを聞いていた。
彼も私の対応を隣で聞いていたので三百円貸すはずはない。
そして、ちょっとしてから、「チェッ!」みたいな声を上げて隣の車両に移って行った。彼女の精神分析はここではしないとして、
これはこういう女性に対してどう対応するか私への神様からのテストだと思ったね。正直、そんなことをするような顔に見えない顔だった。
この女性をまともな人生にしようと説教しても当然受け入れられるはずもなく、彼女の人生を何とかして上げようと人間愛を持って対応すると必ず裏切られる。しかし聞こえないふりをしてただ無視するには歳を取り過ぎた。
で、私の対応能力としては失格だったね。でも答えはまだ出てこない。
まま、それは良いとして彼女は彼女の人生で何を完成しようと生きているのだろう?男を騙すテクニックを完成しようとしているのだろうか?それはそれで完成したら大したもんだな。
帰ってみたら、午前中に私が組み立てた部品が逆に取り付けられていたことに気付いた。20年に一度あるかないかのミスをしていた。意識不明瞭過ぎた。
その女の子に私の心の隙を突かれたんだな。私の問題だった。
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