「日本は昭和20年8月15日で時計が止まっている}と書いている本があります。そうかも知れません。戦前の日本の軍隊は戦争中であっても官僚主義の硬直した人事制度と思考を持っていたこと、軍隊でのいじめ、しごきなどに日本人自身が辟易していたのも事実ですね。戦後、軍隊が無くなって日本人自身が解放された。あんな徴兵や理不尽なしごきはもうイヤだ!と思ったと思いますよ。
明治になって徴兵制が敷かれ、農民も戦場に行かなくてはならなくなった。戦争が終わって、農民は、「これで畑に戻れる」と農民は田畑で仕事という江戸時代の昔に戻れる安心感があったのかも知れません。進駐軍(占領軍)の徹底した教育内容の改変にそういう日本人は自ら順応したというか、農民は戦争に行く必要のない100年前に回帰したのかも知れません。
しかし世界は残酷な世界です。自分で自分を守る心を失った民族は滅びます。
日本人の非暴力平和(憲法九条)主義で生きていける世界はまだありません。
江戸時代末期の白人の植民地主義が新たな形で押し寄せて来ているのが今ですね。日本は明治維新という形で白人に侵略されないで何とか乗り越えられましたが、今度の波は乗り越えられるのだろうか?
PR