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太陽のコンサート

今日、モンゴル孤児施設の子供達による「太陽のコンサート」に行ってきました。正直、たまらんね。どうして親に捨てられた子供達、親を失った子供達があんなに素直に底なしの笑顔でいられるんだろう?マンホールの中でネズミに咬まれて死んでいたかも知れない子供達でもある。
ホームステイしている先の日本の親は、あうゆう子供達から「おとうさん、おかあさん」と呼ばれたらどうしようもないね。別れるとき、日本の親達は涙、涙になるというのはよく分かる。コンサートの半分は涙が流れた。もちろん利己的遺伝子論から見てそういうことは理屈では説明できるが実際に目の前にすると別だな。
10歳から18歳の子供達の歌、演奏、踊りといろいろあるのだが、プロと言って良いほどの内容だった。彼らの舞台度胸というものは日本人と違う。日本人は失敗したらどうしようという緊張で身体が硬くなるが、モンゴルの子供達は日本の観客に見て貰えるのがうれしくて身体がのびのび柔らかく弾んで動いている。本当にモンゴルの子供達はどうしてあんなに素直でかわいいのだろう?これが大人になると違ってくるんだなぁ~。どの段階であの素直さを失うんだろう?
「私達は世界で一番幸せな子供です。モンゴルの産み親から捨てられたことに感謝しています。なぜなら日本のとても優しいおとうさん、おかあさんに巡り合わせてくれたから。だから私達は世界で一番幸せな子供です」
「天国の神様は私のモンゴルのお父さん、お母さんを天国に連れていってしまいました。そして日本のお父さん、お母さんに会わせてくれました。もし神様が日本のお父さん、お母さんを天国に連れていったら私は神様に言います。私を一緒に連れて行ってくださいと」
「学校に行くとお母さんと手をつないでいる友達を見ると羨ましかったです。私にはお父さんお母さんがいないので寂しかったです。でも今はそういう友達を見ても寂しくありません。なぜなら今は私には日本にお父さん、お母さんがいるからです」だと。
コンサートの観客の約7割は若い人たちでした。孤児支援NGOが学生によって作られ運営されているからでしょう。今の若い人たちには立派な人たちが多い。日本の豊かさが生み出す平凡さがそのような若者達を育てているのでしょう。もっと多くの中高年の人たちの観客がいても良かったのにと思います。若者より中高年に問題があるのかも?問題のある中高年に育てられた子供達が問題を生み出すのかも?
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